『パーフェクト・デイズ』

やっと、鑑賞。『パーフェクト・デイズ』


なんと、劇場内に私一人だけ。


5列目のど真ん中の席で、一人、鑑賞。


で、『パーフェクト・デイズ』であるが、


かくてもあられけるよ(こんな風にしてでも、暮らし≪住んで≫ていけるのだな 『徒然草』By 兼好法師)


ではないが、


こんな風にして生きていくことも出来るのだな、


こういう感じの豊かな生き方もあるのだなと、


と、最後まで感心して見入った。


シンプルなミニマリストの生活、


足るを知る生活、


日常の身近な一コマを大事にする生活、


と言えば、


まあ、そうなのだが、


そういう主義とか、主張は全く感じられず、


つまり、


シンプルに生きよう!足るを知ろう!身近な一コマを大事に!


という訴えとか、説教臭さは、映画全体に微塵も感じられない。


平山さんは、べらべら、生き方を語らないのだから。


だからこそ、


平山さんそれ自体が、芸術作品になるわけだ。


平山さんを、そういう風にあらしめた役所さんの演技が、素晴らしかった。
(実際、演技とか、私はよく知らないが)


ただ、現実問題として、個人的な考えだが、


平山さんみたいな人は、やっぱり、ちょっと変わっているんだろうな、


とは思った。


またもう一つ、


これは、さらにもっと現実的な呟きなのだが・・・


ユニフォーム、週一で洗濯しているとはいえ、毎日、ハンガーにかけた後、


どうだろう、


ファブリーズくらいは、


シュッシュッシュッって、した方がいいんじゃなかろうか?!


などと、野暮なことを思ってしまった。

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